先に答え
回転がよくかかるパドル同士なら、回転数の差はわずか1〜2%です。
だから迷ったら、国内で買える中で回転数が最も高いEngage パシュートプロワン・イノベーション。
回転をかけにいくとミスヒットしやすい人はEngage プロフォーム、1万円台で回転を試したい人はSix Zero クォーツです。
※本記事にはアフィリエイト広告(楽天市場・Amazon)が含まれます。価格は各ショップの掲載値で、変動します。
ドライブに回転をかけて、相手のコートで沈ませたい。
ディンクに回転を混ぜて、相手を崩したい。
そう思ってパドルを探し始めると、どの商品も「スピン性能が高い」と書いてあって、結局どれが本当に回るのか分からなくなりますよね。
この記事では、第三者のラボがパドルに同じ条件でボールを当てて測った回転数を、当サイトが15本分集めて比べました。
数字を並べて分かったのは、回転のよくかかるパドル同士の差は、思っていたよりずっと小さいということです。
だからこの記事では、回転数の順位だけで決めずに、あなたのもう1つの条件で3本に絞っています。
回転数の差は、上位同士なら1〜2%しかない
15本の回転数は、低いもので毎分1,864回転、高いもので2,109回転でした。
差は13%です。
同じ15本でボールの速さ(パワー)を比べると差は7.2%だったので、回転のほうがパドルによる違いは大きく出ます。
ただし、毎分2,000回転を超えたのは15本中7本で、その7本の中の差は4%以内に収まっていました。
実測15本の回転数(毎分)
第三者ラボ Pickleball Effect の公開実測値を当サイトが集計。棒の長さは最も高い値を100としたときの割合。
つまり、回転の上位にいるパドルの中で「どれが一番回るか」を突き詰めても、手に感じる差はほとんど出ません。
差が出るのは、回転以外の性質のほうです。
回転が毎分2,000回を超えた7本の中でも、ミスヒットしたときのぶれにくさ(ツイストウェイト)は最大で27%違いました。
パドルを替えて変わるのは打球の速さより振り心地とブレにくさだ、という話は初心者セットからパドルを買い替える時期で詳しく書いています。
ほかのサイトで紹介されている回転数と、この記事の数字を並べて比べないでください。
比べてよいのは、同じ条件で測った数字同士だけです。
3本を1枚の表で
| こんな人に | パドル | 回転数(毎分) | ミスヒットしたときのぶれにくさ | ボールの速さ | 厚さ | 買う |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 迷ったら | Engage パシュートプロワン・イノベーション | 2,059(3本で最も高い) | 5.90 | 56.1mph | 12.7mm(薄い) | 楽天 / Amazon |
| ミスヒットも気になる | Engage プロフォーム | 1,955 | 6.4 | 56.5mph(3本で最も速い) | 14mm | 楽天 / Amazon |
| 1万円台で試す | Six Zero クォーツ | 1,949 | 6.43 | 52.8mph(15本で最もおだやか) | 15mm | 楽天 / Amazon |
出典:第三者ラボ Pickleball Effect の公開実測値(当サイト集計)。ぶれにくさはツイストウェイトの値で、大きいほどミスヒットしてもぶれにくい。
迷ったら、買える中で回転数が最も高い1本
回転の上位同士の差は小さいとはいえ、迷うなら回転数の高いほうから選ぶのが素直です。
Engage パシュートプロワン・イノベーション(12.7mm)
価格帯:2万円台
| 回転数(毎分) | 2,059(国内で買えることを確かめた中で最も高い) |
| ミスヒットしたときのぶれにくさ | 5.90 |
| ボールの速さ | 56.1mph |
| 厚さ・重さ | 12.7mm・7.9オンス |
| 形 | 縦長(イーロンゲイティド) |
国内の楽天で買えることを確かめられたパドルの中で、回転数が最も高かったのがパシュートプロワン・イノベーションです。
ボールの速さも56.1mphと上位で、回転と速さの両方を武器にできます。
縦に長い形でリーチは稼げる一方、ミスヒットしたときのぶれにくさは控えめなので、打点が安定している人ほど回転の強みを引き出せます。
薄い厚さが自分に合うか迷う人は、13mm・14mm・16mmの違いを先に読んでからパシュートプロワン・イノベーションを見ると決めやすくなります。
※15本の中で回転数が最も高かった1本(毎分2,109回転)は、国内の楽天で同じモデルの販売ページを確認できなかったため、この記事では選んでいません。
回転をかけにいくとミスヒットしやすい人へ
回転をかけるには、ボールをこするようにパドルを振ります。
そのぶん、真ん中で当てるより、少しずれたところで当たる回数が増えます。
ミスヒットしたときにパドルがぶれにくいかどうかが、回転を武器にする人ほど効いてきます。
Engage プロフォーム(14mm)
価格帯:2万円台
| 回転数(毎分) | 1,955 |
| ミスヒットしたときのぶれにくさ | 6.4(イノベーションの5.90より約8%高い) |
| ボールの速さ | 56.5mph(実測した15本の中でも上位) |
| 厚さ・重さ | 14mm・8.06オンス |
| 形 | 縦長(イーロンゲイティド) |
Engage プロフォームは、回転数がイノベーションより約5%低い代わりに、ミスヒットしたときのぶれにくさが約8%高い1本です。
ボールの速さは56.5mphで、実測した15本の中でも上位でした。
当サイトのパワー重視で選ぶならこの3本でも1位にしたパドルで、回転をかけにいく打ち方でも、当たり損ねで失速しにくい組み合わせです。
1万円台で、回転の効くパドルを試したい人へ
Six Zero クォーツ(15mm)
価格帯:1万円台
| 回転数(毎分) | 1,949 |
| 芯を外したときのブレにくさ | 6.43 |
| ボールの速さ | 52.8mph(15本で最もおだやか) |
| 厚さ・重さ | 15mm・7.97オンス |
| 形 | ワイドボディ(横幅が広い) |
回転数は1番目のパシュートプロワン・イノベーションより5.6%低いだけで、価格は3本の中で最も手頃です。
ボールの速さは15本の中で一番おだやかでした。
回転をかけてもボールが飛びすぎにくいので、回転を覚え始めた人がアウトを減らしやすい組み合わせです。
横幅の広い形で芯も広めなので、最初の買い替えでクォーツを選ぶと、回転と扱いやすさを両方試せます。
ほかの1万円前後の候補と比べたい人は、1万円前後で選ぶならこの3本もどうぞ。
回転のよくかかるパドルで、打つのがどう変わるか
当サイトの運営者は、ピックルボールの面白さを「弾く」より「すくい上げる」感覚だと感じています。
そして、パドルの表面の質がよいほど、この感覚が増してプレーが面白くなる、とも。
回転の数字は、その感覚を言い換えたものです。
最初の練習では、いつものドライブを同じ力で打ってみてください。
ボールがネットを越えてから沈むのが分かれば、それが回転の効き目です。
慣れてきたら、ディンクに少しだけ回転を混ぜてみてください。
届いた日からの3ステップ
いつものドライブを打つ
同じ力で打ち、ネットを越えてから沈むかを見る
当たる位置を確かめる
回転をかけにいくと芯を外しやすいので、当たった場所を気にしてみる
ディンクに少し混ぜる
強くこすらず、少しだけ回転を足す
よくある質問
スピンがよくかかるパドルは、初心者には難しいですか
回転数は、表面がボールをどれだけつかむかを表す数字で、扱いの難しさを表す数字ではありません。
ボールが飛びすぎるのが心配なら、ボールの速さがおだやかなクォーツから始めると安心です。
ほかのサイトの回転数ランキングと順位が違うのはなぜですか
測る機関や、ボールを当てる速さ・角度が違うと、数字そのものが変わるためです。
この記事の数字は同じラボが同じ条件で測った15本の比較なので、この記事の中で比べるのが正確です。
回転数が一番高いパドルを選ばなくていいのですか
上位同士の差は1〜2%で、手で感じ分けるのは難しい差です。
それより、芯を外したときのブレにくさや厚さの違いのほうが打ちやすさに出るので、自分の打ち方に合わせて選ぶほうが失敗しにくくなります。
スピン重視とパワー重視は両立できますか
できます。
Engage プロフォームは回転数が1,955で、ボールの速さは実測した15本の中でも上位の56.5mphでした。
あなたの条件で選ぶなら
迷ったら、国内で買える中で回転数が最も高いEngage パシュートプロワン・イノベーション(12.7mm)。
回転をかけにいくとミスヒットしやすい人はEngage プロフォーム(14mm)。
1万円台で回転を試したい人はSix Zero クォーツ。
回転の差は小さいので、迷ったら2つ目の条件で決めて大丈夫です。


